鏡田屋敷みなも
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写真/東堂 美由紀

鏡田屋敷:2023年1月7日(土) ~ 2月5日(日)みなも:2023年1月7日(土)~2月26日(日)

福岡県 うきは市

アートを通してうきはを「観る」

UKIHA DENKEN ART MONTHは、「筑後吉井重要伝統的建造物群保存地区」の中にある建物を活用し、分散型で開催するアートイベントです。会場となる2つの建物はどちらも築100年を越える古民家で、この土地の歴史と物語を紡いできました。

本イベントでは、「アート」という媒体を通して表現されたうきはを「観る」ことで、地域外の方にうきはのことを知っていただくだけではなく、地域の方にもいつもとは違った視座で作品を観ていただき、何気ない日常の風景にあるうきはの魅力を再発見していただきたいと思います。

福岡県 うきは市

鏡田屋敷

会期:2023年1月7日(土) ~ 2月5日(日) 11:00-16:30
※月曜日定休(祝日の場合は翌日)

〒839-1321 福岡県うきは市吉井町若宮113-1Map

入場料:¥500

幕末から明治時代に初期にかけて建てられた、うきは市指定文化財です。
当初郡役所の官舎として建てられた後、明治後期には郵便局長を務めた佐藤氏が居住、昭和初期には籠田氏が居住しました。平成3年の台風被害により取り壊されることになっていましたが、所有者の籠田氏より市に寄付され、修復工事が行われました。

参加アーティスト

Sano Nao

水面の揺らぎを眺めているとその動きに揺られて吸い込まれていくような不思議な感覚になることがある。私はそんな感覚を日常生活の中から切り取って描くことを試みている。海のようであり山のようであり、止まっているようで動いている、具象のようであり抽象のようである、そんな風に自由に変化していく作品を作りたい。

『icon』
制作年:2018 
撮影:上野則宏

1987年熊本生まれ。福岡教育大学生涯スポーツ芸術課程美術領域卒業。
2010年 TURNER AWARD 2010 未来賞受賞
2018年 Vermont Studio Center アーティストインレジデンス/ アメリカ
2019年 VOCA展2019 現代美術の展望-新しい平面の作家たち/上野の森美術館(東京)
2021年 香梅アートアワード奨励賞選抜二人展 リフレクション/つなぎ美術館(熊本)
2022年 ART FAIR ASIA FUKUOKA2022/ホテルオークラ福岡(福岡)

水面の揺らぎを眺めているとその動きに揺られて吸い込まれていくような不思議な感覚になることがある。私はそんな感覚を日常生活の中から切り取って描くことを試みている。海のようであり山のようであり、止まっているようで動いている、具象のようであり抽象のようである、そんな風に自由に変化していく作品を作りたい。

Ixima Kuniyosi

生島はポートレイトや植物といった具象絵画を主軸として、物事の存在の本質を探るべく制作を行っている。また、キュレーターとして展覧会・イベント等の企画を行っている。2022年福岡にて会員制Arts Club、ギャラリー等を備えたスペース「Overground」を立ち上げ、運営会社のOverground LLC.代表。

『強烈な風が吹いていて窓の外を見ると孤立した電線に洗濯物がいくつも引っ掛かりあれは取れないのではないかと思って
人に相談すると大学の金で解決すると言いそういう問題ではないのではと思う』
制作年:2022

2003年 武蔵野美術大学油絵学科卒業
2014年 「生島国宜展」ミヤケファインアート/東京
2020年 「VOCA展2020」上野の森美術館/東京
2021年 「Kyushu New Art」作品展示、企画 博多阪急催事場/福岡
2022年 「Layover」日本センター(Los Andes大学内)/コロンビア・ボゴタ

生島はポートレイトや植物といった具象絵画を主軸として、物事の存在の本質を探るべく制作を行っている。また、キュレーターとして展覧会・イベント等の企画を行っている。2022年福岡にて会員制Arts Club、ギャラリー等を備えたスペース「Overground」を立ち上げ、運営会社のOverground LLC.代表。

公式サイト:https://iximakuniyosi.blogspot.com/

Instagram:@iximakuniyosi

Kitamura Mika

1982年福岡県出身。主にスナップショットを用いた作品を展開。2013年に初の写真集『Einmal ist Keinmal』(Therme Books)を刊行。主な受賞歴にNikon Juna21入選、VOCA展2019(上野の森美術館)大原美術館賞など。現在は東京を拠点に制作・発表を行っている。

『ici』
制作年:2020

2008年 東京工芸大学大学院 芸術学研究科メディアアート専攻写真領域 修士課程修了
2020年 「TOPOS」Alt_Medium(東京)PORT ART and DESIGN 津山(岡山)LIBRIS KOBACO(福岡)
2019年 「VOCA展2019 現代美術の展望 -新しい平面の作家たち」大原美術館賞受賞 上野の森美術館(東京)
2018年 「あなた/わたし」塩竈フォトフェスティバル2018、亀井邸(宮城)
2017年 「meta」Alt_Medium(東京)

1982年福岡県出身。主にスナップショットを用いた作品を展開。2013年に初の写真集『Einmal ist Keinmal』(Therme Books)を刊行。主な受賞歴にNikon Juna21入選、VOCA展2019(上野の森美術館)大原美術館賞など。現在は東京を拠点に制作・発表を行っている。

Tomizawa Daisuke

台湾高雄市出身。写真集の制作を中心に添えた作品作りに取り組んでいます。

最近では、書画などの写真以外の平面作品にも力を入れるなど他分野での表現を試しております。
また、出版分野でより活動するため2021年には版元「南方書局」を立ち上げました。

『遊回』
制作年:2022

2019年 写真集『GALAPA』『Peer Gynt』発刊
2020年 写真集『新乗宇宙』発刊
2021年 版元「南方書局」を立ち上げ 新聞『時代』発刊開始
2022年 写真集『字』発刊

台湾高雄市出身。写真集の制作を中心に添えた作品作りに取り組んでいます。

最近では、書画などの写真以外の平面作品にも力を入れるなど他分野での表現を試しております。
また、出版分野でより活動するため2021年には版元「南方書局」を立ち上げました。

南方書局HP:http://nanfangshuchu.com

Instagram:@tomizawa93

「Layoverレポート」展

「Layover」展ではこれまで2021、2022年に、日本とコロンビアの作家同士が作品を互いの国に送り合い、展示を行ってきました。交流展の中で、昭和初期の日本からコロンビアへの移民の多くが福岡県浮羽郡(南部筑後川沿岸の中農層)出身者であることが分かりました。今回、うきは市で「Layoverレポート」展を開催し、これまでの経緯や今後の展望を発表します。

展示アーティスト
コロンビア作家

■映像作品

  • Adrian Preciado
  • Andrea Galindo
  • Andrés Jaramillo
  • Danilo Estacio
  • Edith Benavides
  • Eduardo Soriano
  • Geovana Ponce
  • John Benavides

■写真作品

  • Alberto Ariza
  • Ana Maria Chamucero
  • Jonathan Chaparro
  • Valeria Montoya
日本作家
  • 平川 渚(鹿児島)【平面/インスタレーション】
  • 生島 国宜(福岡)【絵画】
  • 加藤 笑平(長崎)【平面/映像】
  • 宋 秀臣(福岡)【写真】
キュレーター

城野敬志(日本・福岡)
Takaaki KJ(コロンビア・ボゴタ)

イベント

会期中、下記のイベントを開催いたします。
開催日や詳細な情報につきましては、各イベントの「詳細情報とご予約はこちら」をご覧ください。

「日常を疑え」-考えてヘトヘト作ってワクワク-【ワークショップ】アーティストの富澤大輔さんと一緒に、レディメイド作品の制作を行います。レディメイドとは? 日時:2023年1月8日(日) 10:00~15:00頃を予定場所:鏡田屋敷料金:¥500定員:10名 詳細情報とご予約はこちら「Layover」展報告会【トークイベント】南米コロンビアでの展覧会「Layover」展に参加したアーティストや現地アーティスト、キュレーターなど関係者による報告会を行います。イベント開催までの経緯や会期中のイベント、今後の展開などについてお話します。 スピーカー:城野敬志、平川渚、生島国宜、Takaaki KJ、コロンビアのアーティスト一名日時:2023年2月5日(日)13:00~(所要時間:90分程度)場所:鏡田屋敷料金:無料定員:20名 詳細情報とご予約はこちらうきは↔コロンビア勉強会【勉強会/お茶会】1900年代に行われた計画移民。当時の浮羽郡から多くの家族がコロンビアに入植しました。その時代の背景や現在の状況などについてリサーチを行い、共有いたします。 スピーカー:城野敬志日時:2023年1月29日(日)15:00~(所要時間:90分程度)場所:鏡田屋敷料金:無料定員:20名 詳細情報とご予約はこちら勝手にギャラリーツアー【ガイドツアー】会期中に、2つのイベント会場や近隣のスポットをガイドと一緒に巡ります。
それぞれの会場の解説を聞きながら、参加者同士で感想を共有することで、より深くうきはを知っていただきます。
日時:2023年1月7日(土)11:00~13:30 /
2023年1月21日(土)11:00~13:30
場所:鏡田屋敷料金:無料定員:各回10名
詳細情報とご予約はこちら

みなも

碓井邸101 / 102 / 103 / 104 堀江邸201

会期:2023年1月7日(土)~2月26日(日)
※火曜日・水曜日定休

〒839-1321 福岡県うきは市吉井町1302Map

みなも会場は、宿泊者のみご鑑賞いただけます。
宿泊のご予約は、みなもWEBサイトからどうぞ。

江戸時代から続く町割と、明治~大正期の往時の様子を色濃く残す「筑後吉井重要伝統的建造物群保存地区」です。
菜種油と櫨蝋を生業としていた大地主の築100年を超える元邸宅と、診療所を営んでいた家族の明治期に建てられた旧邸宅を改修し、2022年7月にオープンした宿泊施設です。「水に支えられたうきはの営みに浸る」というコンセプトの元、2棟5室の客室ではそれぞれ趣向の異なる滞在を提供しています。

碓井邸101
「暮らし」をテーマに揃えた100冊以上の書籍から過去・現在・未来と向き合い、
その土地の暮らしを知り、多様な識(しき)に浸る。
展示アーティスト
Sano Nao
碓井邸102
空間の造形や広がる庭、細部にそっと輝く意匠から季節の草花まで。
設えを五感で感じて味わい、寛いでは空間に浸る。
展示アーティスト
Sano Nao
Ixima Kuniyosi
Kitamura Mika
Tomizawa Daisuke
碓井邸103
高い天井の下、大切な人とじっくり語らう。
小上がりの小部屋、ひとりお気に入りの音に酔う。
思い思いの過ごし方で、音に浸る。
展示アーティスト
Tomizawa Daisuke
碓井邸104
阿蘇山や耳納連山から流れくる良質な地下水を肌で感じる「専用浴場」と「サウナ」。
豊富に取り揃えた水を起点とするうきはの飲食を愉しみ、うきはの水に浸る。
展示アーティスト
Ixima Kuniyosi
堀江邸201
水の流れる音に耳を傾けながら、時間に囚われず気ままに過ごす。
このまちの一員になったように暮らしに溶け込める、水辺の住処。
展示アーティスト
Kitamura Mika

アクセス

鏡田屋敷
開催期間:2023年1月7日(土)~2月5日(日) 
※月曜日定休(祝日の場合は翌日)
住所:839-1311 福岡県うきは市吉井町若宮113-1
駐車場は市営の無料駐車場をご利用ください。
みなも
開催期間:2023年1月7日(土)~2月26日(日) 
※火曜日・水曜日定休
住所:839-1311 福岡県うきは市吉井町1302

○お車でお越しの場合

九州大分自動車道「朝倉IC」もしくは「杷木IC」下車、車で約15分。

○公共交通機関でお越しの場合

[電車の場合]
JR九州新幹線「久留米駅」乗換、JR久大本線「筑後吉井駅」より徒歩約10分。
[バスの場合]
西鉄バス「西鉄久留米駅」よりバスで約60分。
鏡田屋敷:「吉井営業所」下車 徒歩4分。
みなも:「吉井中町」下車 徒歩約3分。

連携イベント

下記の地域でも伝統的建造物群保存地区内で、アートや工芸、地域の食が楽しめるイベントを開催しています!
ぜひ九州の伝建地区を回ってみてください。

DENKEN WEEK IZUMI 2023

開催期間:2023年2月4日(土)~2月12日(日)

場所:RITA 出水麓 宮路邸(鹿児島県出水市麓町18-35)

Instagram:@denkenweek_izumi

DENKEN WEEK KOJIRO 2023

開催期間:2023年1月28日(土)~2月5日(日)

場所:長崎県雲仙市国見町 神代小路

Instagram:@denkenweek_kojiro